平成25年度 大田区立御園中学校経営計画  平成25年4月1日 bookmark

平成24年度 大田区立御園中学校経営計画  平成24年4月1日 bookmark

  1. 目指す学校像
     思いやりの心に満ち、ルールやマナーを守り、自ら進んで学ぶ生徒が集う学校。多くの体験や学びを通して、教育の効果が定着する学校を目指す。

  2. 本校の現状と課題
     大規模な繁華街が学区域内にある。活気にあふれた地域でもある反面、犯罪等の発生率も低くなく、生徒の安全・安心を確保する安全指導等の充実が課題である。生徒の安全管理と健全育成に地域、保護者、学校が連携して取り組んでいる。

     不況の影響もあり、保護者が子どもの育成に手がかけられない状況も増加傾向にある。また、外国籍の保護者も多く、日本の社会的マナーやルールが理解されていないケースもあり、家庭の教育力は低い傾向がある。

     学習面では、生徒の学習に取り組む意欲が低く、家庭での学習習慣が定着していない生徒が多い。小中連携教育としての「あじさいプログラム」の効果的な活用、数学・英語における少人数習熟度別授業の充実、国語教育に加え全教科におけるコミュニケーション能力の育成が課題である。さらに、社会で力強く生きる力の育成のため、「キャリア教育」の推進の見地から、職場体験をはじめとする体験的取り組みの充実が必要である。

     本校が設置している「相談学級・情緒障害学級」「難聴学級」については、その位置づけを明確にし、在籍校との綿密な連携を図り、キャリア教育も活かしながら、進路保障・学力保障を推進することが課題である。

  3. 学校経営目標(重点目標の設定)と方策
     上記のような状況と課題の中で、目指す学校像の実現のため、教職員の育成を通して授業、生徒指導の充実を図る。また、地域の特色を生かし、学校支援地域本部の大田区モデルケースである「みその学校サポート」をはじめとする各種機関との連携を図りながら、本校の教育活動の充実を推進する。

      

    1. 中期的目標と方策
      1. 生徒の学習意欲を高め主体的な学習習慣を定着させるため、各教科の授業改善を大田区学習効果測定等の分析を基に進める。また、論理的思考の育成と自己の考えを的確に伝える力を育てるため、全教科、全領域におけるコミュニケーション能力の育成を推進する。さらに、小学校から中学校へのスムーズな接続を図るため、「あじさいプログラム」を充実、発展させていく。

      2. 共に生きることの大切さや、思いやりの心を育て、いじめの撲滅を図ると共に、人権教育、特別支援教育を推進する。また、自己有用感を育て不登校の減少を実現する。さらに、特別支援教育推進のため「相談学級、情緒障害学級、難聴学級」の意義と課題を明確にし、大田区全体の特別支援教育の充実に貢献する。

      3. 生徒の健全育成と学力向上をはかり、「生きる力」の基礎を育成するため保護者、地域との連携をさらに進めると共に「みその学校サポート」(学校支援地域本部)の機能を活用していく。

    2. 今年度の目標と方策
      1. 学力の向上
        教員相互の研修を通し教員の資質を高め、各教科の指導法の工夫、授業改善を図り、生徒が意欲的に学ぶ学習環境を整える。また、教科、領域の横断的な取り組みを進め、生きる力を育成するキャリア教育の推進を図る。

        ア 学習におけるつまずきを解消し、主体的な学びを引き出す。
         ・国語、社会、数学、理科、英語を中心に夏季休業中や放課後に補充的学習を適宜実施する。また、数学、英語については、土曜補習教室及び平日補習教室に学習指導講師を導入し、カリキュラムを立てて学力補充を図る。
         ・数学、英語において少人数習熟度別指導を行い学習内容の定着を図る。
         ・適切な課題の提示などにより反復練習の機会を設け、家庭学習の習慣をつけ、主体的な学びを通して基礎学力の定着を図る。

        イ 小中一貫の教育を強化する「あじさいプログラム」を充実し、つまずきの削減と学習習慣の定着を図る。
         ・全教員による小中協議会を年間3回実施すると共に、代表者会を適宜実施し、学習内容等の一貫した流れを充実させる。
         ・小学生の中学校体験(学習・部活動等)の実施。小、中間における行事交流などを行う。

        ウ 「生きる力」を育成し、自己実現を図るため、キャリア教育を推進する。
         ・マナー学習や安全学習など事前指導の充実をした上で、職場体験学習(4日間)を行い、体験としての学習効果を高める。これにより、単なる体験だけでなく、自己実現の糧とする。

        エ 地域力を活用し、様々な体験を通して、学習への意欲を高める。
         ・「みその学校サポート」や地域の教育支援団体(キャリア教育推進協議会21など)の協力を得て専門性の高い講演などの機会を設定する。
         ・「子どもの光発見活動」を推進し、生徒の自己肯定感や自尊心の高揚を図り自ら生きる目的を持たせ学習意欲の向上につなげる。

      2. 防災意識を高め、安全指導及び食育を充実する。
        災害に対する心構えや対処の仕方について、避難訓練や安全指導を通して意識を高める。地域、保護者と学校が協力して安全指導、防犯体制の強化を行う。セーフティ教室や日常的な安全指導を実施すると共に、PTA活動の一環として防犯パトロールを行い、生徒の安全・安心を確保する。

        栄養士を中心として、様々な教科、領域と連携を取り、PTAの協力も得ながら食育の充実を図る。

      3. いじめ撲滅、不登校の削減を図る。
        思いやりの心を育て、相手を尊重する心の教育を推進する。

        ア 道徳指導の全体計画を充実し、年間指導計画に沿った指導を計画的に行う。

        イ 生徒会の自治活動を通して、「仲間づくり」「学習・生活環境づくり」について取り組む。生徒自身による主体的な取り組みや、自浄作用によりいじめを許さない体制を構築する。

        ウ 特別支援校内委員会を定期的に開催し、生徒の状況把握と支援体制の検討を行う。

      4. 「みその学校サポート」の活用と課題等の検証
        学校支援地域本部のモデルケースとしてスタートした「みその学校サポート」の活用を進め、学校教育の充実を図る。また、課題を考察し今後の学校支援地域本部の全校実施へ向け検証していく。

      5. 「あじさいプログラム」の充実
        小中一貫教育の母体となる「あじさいプログラム」の実践状況や効果の検証を行い、課題を検討してより効果的な改善を図る。

      6. 特別支援学級「相談学級、情緒障害学級、難聴学級」の取り組みの推進
        特別支援教育の取り組みとして、在籍校と連携を取り充実する。

        ア 相談学級
         ・体験活動等を充実し、キャリア教育を通して進路保障、学力保障を図る。
         ・在籍校訪問など、在籍校との連携を強化し在籍校復帰の環境整備を図る。

        イ 情緒障害学級
         ・心のケア、ストレス要素の削減などを通して、情緒の安定を図る。
         ・屋上緑化を活用し、園芸作業など心の安定につながる取り組みを推進する。

        ウ 難聴学級
         ・障害を適切に受け止める心のケアを行い、自分自身に自信を回復させ社会性
        を高める。
         ・在籍校、保護者との連携を強化するため、公開授業、面談、在籍校への訪問
        を行う。

これらの取り組みを地域、保護者にも学校公開等を活用して適宜公開すると共に、様々な手段を講じて公開し、学校への理解と協力を求め、信頼される学校づくりに努める。